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青年恋愛Web漫画『黄昏色のBARが語りかけてくる』 六月は気がつかないうちにやって来ていた。 その二週目の週末に、その夏の僕にとって重要な意味を持つ事件が起こることになる。───それは音もなく静かに僕の傍に忍び寄り、ある出来事として僕の前に姿を現した。そして、その後それは僕の中にあったあらゆる価値観をくつがえし、僕に多くの影響を与えかけた。 誰かがやって来る足音が聞こえる。僕はまだベッドの中にいる。ドアホーンが鳴る。 土曜日に僕の部屋を訪れるものは、月に一回やって来るエホバの証人、もしくはFということになっている。 「何だまだ寝ていたのか」とFが言う。 「きのう遅かったんでね」 もう日は暮れかかっていた。 「とりあえず上がってくれ。コーヒーでも入れる」 僕はゆっくり起き上がると台所に行き、コーヒーをたて始めた。Fはいつものように銃を磨いている。 「先週の女はどうなった?」とFが訊く。 「あれっきりだ。電話もかけてない。たいした女じゃなかった。君はどうなんだ、この間のあの女、連絡はとったのか?」 「いいや・・・・・・」 ※このWeb漫画をご覧いただくためにはJavaScriptをオンにする必要があります。